泡盛のおすすめの飲み方はストレートで

泡盛は琉球王国が生んだ清らかな酒です。日本の蒸留酒(焼酎)のルーツといわれる泡盛の歴史は、500年以上といわれています。かつて沖縄が琉球王国といわれていた時代、琉球人たちは小さな島国から大海原へ船をこぎだし遥か海を越え東南アジアはもとより、遠く南太平洋の島々へも渡り交易をおこなってきました。

 

その中で諸外国の文化を持ち帰り自国の文化として取り入れながら、育んできたものの一つに泡盛があったのです。琉球王国が育て守り続けた泡盛には100年、200年も長期熟成をさせた古酒があったといわれていますが、先の大戦によってそれらの古酒のほとんどが消失してしまいました。しかし伝統の製造法や貯蔵法は今もなお沖縄の宝として、息づいています。

 

このお酒の底知れない魅力は、熟成させることによって古酒となり芳醇でまろやかな味と香りを放つ酒になることです。このお酒は造られて3年未満のものを一般酒として扱い、3年以上寝かせたものを古酒と呼んでいます。日本の酒文化には酒を寝かせるという伝統はなかったため、沖縄だけに伝わったこの酒最大の特徴ともいえるのです。

 

このお酒の素晴らしい点は、瓶でもしっかり熟成することです。買ってきたままのお酒の封を切らないでそのまま置いておいても時とともに、瓶の中で確実においしい古酒となってくれます。

 

このお酒はアルコールや添加物を一切加えない100%天然醸造なので、味わえば味わうほどさわやかな飲み口とほのかな甘み、深いコクを堪能することができます。このお酒には血栓を溶かす効果が赤ワインの1・5倍もあるといわれているのです。

 

その上毎日このお酒を少量ずつ飲むことによって、全く飲まない人と比べると心筋梗塞などの血液の流れが悪くなる病気にかかりにくいという、統計まで出されています。このお酒は糖分を含まない蒸留酒であるため、飲み方に決まりもなくどんな食事にも合うお酒です。

 

沖縄の地酒としてとらえてしまうと、沖縄料理にしか合わないと思う人も多いようですが、飲み方を工夫すれば和食から洋食までどんな席でも食事とのバランスをとることができ、食事の味を壊すことはありません。

 

泡盛は熟成することによって古酒となり、その美味さが増すお酒です。それを飲んで実感するには、ストレートで飲むことをおすすめします。お猪口に古酒を注ぎまずは香りを十分に楽しんでから、少し口に含み舌先で転がすようにしながらその角の取れた古酒ならではの丸い口当たりを楽しんでください。

 

アルコール度数を強く感じるかもしれませんが、じっくり時間をかけて舐めるように味わってください。